新築やリフォームを考えている方の中には、天井の高さにこだわりを持っている方も多いのではないでしょうか。
天井の高さは、住まいの印象や快適さに大きく影響します。
しかし、天井の高さを決める際には、メリットだけでなくデメリットも考慮しなければなりません。
特に、天井高3000mmという非常に高い天井にする場合は、後悔する可能性が高いと言われています。
では、天井高3000mmは本当に後悔するのでしょうか?
この記事では、新築時に知っておきたい天井の高さのメリットとデメリットについて、具体例を交えて詳しく解説します。
天井高3000mmのメリットは、以下のようなものが挙げられます。
天井が高いと、空間が広く感じられます。
圧迫感がなく、気持ちがゆったりとします。
また、窓からの光や風が入りやすくなり、明るく爽やかな雰囲気になります。
天井が高いと、インテリアや照明の演出がしやすくなります。
例えば、吊り下げ式のペンダントライトやシャンデリアを使うと、天井の高さを活かした美しい空間になります。
また、壁面に絵画や写真を飾ると、天井とのバランスが良くなります。
天井が高いと、壁面に棚やキャビネットを設置することができます。
これにより、収納スペースが増え、物の整理がしやすくなります。
また、天井に吊り下げ式の収納ボックスを設置することもできます。
これは、あまり頻繁に使わない物を収納するのに便利です。
天井高3000mmのデメリットは、以下のようなものが挙げられます。
天井が高いと、空気の対流が起こりやすくなります。
これにより、暖かい空気が天井に上がり、床近くの空気が冷えやすくなります。
その結果、暖房効率が悪くなり、暖房費が高くなります。
また、暖房器具の出力や位置にも注意が必要です。
例えば、床暖房やファンヒーターは、天井が高いと効果が薄くなります。
逆に、エアコンやストーブは、天井に近いと暖かい空気が届きにくくなります。
天井が高いと、冷たい空気が床に沈みやすくなります。
これにより、天井近くの空気が暑くなりやすくなります。
その結果、冷房効率が悪くなり、冷房費が高くなります。
また、冷房器具の出力や位置にも注意が必要です。
例えば、エアコンは、天井に近いと冷たい空気が届きやすくなりますが、床に近いと冷たい空気が逃げやすくなります。
逆に、扇風機は、床に近いと冷たい空気を巡らせやすくなりますが、天井に近いと冷たい空気を押し上げてしまいます。
天井が高いと、埃や虫などがたまりやすくなります。
これにより、掃除が大変になります。
特に、天井に設置した照明や収納ボックスは、掃除がしにくい場所です。
また、天井に近い壁面に飾った絵画や写真も、掃除がしにくい場所です。
これらの場所を掃除するには、はしごや脚立などを使う必要がありますが、それらは危険や面倒なものです。
天井の高さのメリットとデメリットを見てきましたが、では、天井の高さのおすすめは何mmでしょうか?
一概には言えませんが、一般的には、2400mmから2600mmが適切な高さと言われています。
この高さなら、開放感やデザイン性をある程度確保できるとともに、暖房効率や冷房効率もそこまで悪くなりません。
また、掃除もしやすくなります。
もちろん、個人の好みや住まいの条件によって、天井の高さは変えることができます。
しかし、天井高3000mmという非常に高い天井にする場合は、後悔する可能性が高いことを覚えておいてください。
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この記事では、天井高3000mmは本当に後悔するのか?
新築時に知っておきたい天井の高さのメリットとデメリットについて、具体例を交えて詳しく解説しました。
天井の高さは、住まいの印象や快適さに大きく影響します。
しかし、天井の高さを決める際には、メリットだけでなくデメリットも考慮しなければなりません。
特に、天井高3000mmという非常に高い天井にする場合は、暖房効率や冷房効率が悪くなり、掃除が大変になり、後悔する可能性が高いと言われています。
一般的には、2400mmから2600mmが適切な高さと言われています。
天井の高さは、自分の好みや住まいの条件に合わせて変えることができますが、天井高3000mmにする場合は、十分に注意してください。