ここでは、「住宅展示場にペットを連れて行っても良いのか」というテーマで記述しています。
「住宅展示場に行ってみたいな・・・、でもウチには犬がいて放っておけないし。。。」
といったようにペットを飼っておられる人は、住宅展示場に犬などのペットを連れて行っても良いのかなと気になりますよね。
ここでは、「住宅展示場にペットを連れて行っても良いのか」というテーマで記述しています。
結論から言えば、ペットを連れて行くことを禁止している住宅展示場は少ないようです。
ペットを飼っている世帯は、平成28年度の統計を見れば犬だけでも全体の14.16%。
分かっているだけでも、およそ14人に1人が犬を飼っている現状で、戸建住宅の販売が伸び悩んでいる住宅展示場としては、ペットを飼っているお客さんの需要も見逃せません。
ペットとの生活を重視している人の需要も多いようで、ほとんどの住宅展示場がペットと一緒の入場を容認しているんですね。
ハウスメーカーも最近は、ペットと共生し、充実した毎日が過ごせるような住宅商品の開発も進んでいます。
なので、住宅展示場の受付の人に聞いても、ニッコリ笑顔で、「ペットと一緒にどうぞ」と受け入れてもらえるんです。
先ほども、お伝えしたとおり、ペットと楽しく暮らせるような住宅商品がハウスメーカーの間で目立ってきています。
そういうこともあり、「ペットと一緒のお客様歓迎」として快く受け入れてくれるハウスメーカーがほとんどですよ。
でも、当然ですがモデルハウス内では土足厳禁であることや、インテリアや家具などの展示物もあることから、モデルハウス内に入るときはケージやクレート、キャリーバッグにペットを入れて見学することが必要ですね。
そうなると、犬であればモデルハウスに入れるのは必然的に小型犬になります。
大型犬は、モデルハウスの外で待機ということになるので、それが難しいということであれば残念ながら連れて行くのは出来ないことになりますよ。
また、小型犬でも周りのお客さんに迷惑をかける状態であれば、営業マンにも、居合わせた他のお客さんにも良い顔はされません。
いくら、住宅展示場やハウスメーカーのスタッフさんが、ペット同伴を容認されたとしても最低限のルールは守る必要はあるということですね。
「ペットと一緒に楽しい生活をしたい」そんな人にとっては嬉しい住宅商品が、続々とハウスメーカーから販売されるようになりました。
「ペットは、家族同然」
そういった人に向けた住宅商品に、特に力を入れているハウスメーカーを解説入りで紹介しますね。
各部屋から屋外につながる空間を「そらのま」と名づけているヘーベルハウスは、大きな窓越しに互いの気配を感じることのできる設計を得意としています。
リビングを屋外にすることで、人目を気にせず愛犬と遊んだり、室内から駆け回っている様子を見守ったりできるので、常に愛犬や家族との一体感を生み出せますよね。
愛犬も日の光をいっぱい浴びながら、のびのびとした毎日を家族と暮らすことができます。
へーベールハウスの売りは「そらのま」だけではありません。
屋上をテラスにすることで、ペットと暮らす心地良い空間をつくることもできます。
フラット屋根ならではの屋上利用は、近所の視線を気にすることや車通りの多い立地条件でも、安全に思いっきり愛犬と駆け回ることが出来るので、子供も大喜びですね。
ヘーベルハウスの特徴として忘れてはならないのが「クロスフロア」の設計。
1階と2階の間にスキップフロアを設けた空間設計は、日なたぼっこをするのにとても適した場所。
吹き抜けを利用するので天井も高く、光や風を取り入れる日だまり空間となって、たちまち愛犬のお気に入りスペースとなるでしょう。
大和ハウスのペット共生住宅は、ペット目線に立った間取りや内装材の工夫が特徴とも言えます。
例えば、元気なワンちゃんが、自由に走り動き回れる間取り設計にしたいなら、どこの廊下からでもリビングに入れる回遊動線を採用。
また、犬の目線に合わせた低い窓を設置し、暖かい日だまりから外を眺められる仕様にしたりと設計プランが豊富です。
そのほか、廊下の一角を彫り込んで作った水飲み場は、人の通行の邪魔にならず、ゆっくりくつろいで飲むことができます。
私が特に、ペットも喜ぶ細やかな配慮として感じられるのは、階段をコルク貼りにしていることです。
ワンちゃんが滑って落ちないように、滑りにくいコルクを敷いてケガから守る対策も出来ているんです。
階段の段差も低くし、勾配も緩めに設定しているので、痒いところに手が届く住宅商品として、ペット所有のユーザーに喜ばれているそうですよ。
パナソニックホームズは、空間設計と設備でワンちゃんの快適ライフを支えます。
空間設計は、徹底的に愛犬の動線にこだわった間取りを重視し、犬の一日の流れが快適に運ぶことができるようなプランを提案しています。
例えば、散歩から帰ると足洗い場としての野外水栓で泥を洗い流し、犬専用ピットから室内へ。
室内には犬の隠れ家としてのハウススペースでくつろぎ、そのあとは家族とリビングで団欒の場も設けています。
ハウススペースにいるワンちゃんを眺められる位置に、ダウンフロアリビングを配置すれば、同じ目線で一緒の空間を共有することができますよ。
また、格子に囲まれた屋外空間は、ワンちゃんのお昼寝スペースとしても活用できますし、「DOMA+」と名付けられたLDKと土間が一体になったスペースを設ければ、トリミングの場や子供たちとの遊びの場としても活用できそうですね。
このように、犬の習性に合わせた動線を、うまく取り入れたプランを提供しているんです。
設備については、パナソニックホームズらしい「ナノイー」技術をとりいれて、ペットのニオイ対策も万全。
天井埋め込み式のナノイー発生機だから景観を邪魔せず、ワンちゃんのトイレ場やペット用品収納庫のニオイを抑えます。
内装材も滑りにくい床の採用、壁クロスも触媒作用を施しているので、気になる悪臭も分解、吸着してくれますよ。
ミサワホームも外側、内側ともに、ペットにとって居心地の良い住まいの工夫が見られます。
ミサワホームの特徴としては、他メーカーでも採用しているペット共生住宅のポイントを抑えつつ、デザイン性にも考慮された空間となっているところ。
他メーカーでは、ペット専用の内部建具であるペットドアを、ドア部分の下部に設けていたり、目立った場所に設置されているところも多いのです。
その点、ミサワホームを見てみれば、ペットの通行口であるペットドアを、ドア部分ではなく壁部分のインテリア性を損なわない箇所に設けていることが分かります。
例えば、室内側からは、ペットドアの存在を目立たせないように、造り付けのリビングボードの下に配置されていますし、廊下側からは、壁の表面ではなく、少し奥まった位置に設けることで、自然な見え方が工夫されているのです。
家の中の犬のホームポジションとなるスペースも、外の様子や光が気になってしまう要因ともなる窓が、左右後ろにあると、ワンちゃんがストレスに感じてしまいますよね。
犬の習性を考え、心地よく落ちつけるスペースにする為には、穴ぐらのように囲われていて奥まった空間が良いのです。
また、寂しさを感じさせることなく家族と一緒の空間で過せるようにするためにはリビング・ダイニングに設けることが最適なのですが、いかにも犬の部屋というものにしてしまうと不自然な空間となってしまいがちです。
そのような時でも、ミサワホームはインテリアと調和させるため、階段下のデッドスペースを上手く使ったり、テレビボードの柱部分に奥行を持たせたスペースを利用することで、ペットに落ち着いた空間を提供することができます。
また、違和感を感じさせることがないように、ペットスペースの入口上部に飾り棚を設けるといったアイデアもミサワホームらしい配慮ですね。
他にも、ペットのニオイを抑える「サイクロン式の換気扇」や「珪藻土」や「漆喰」などの塗り壁の工夫に興味をひかれます。
「珪藻土」や「漆喰」はニオイを抑える効果だけでなくだけでなく、湿度の調整機能やホルムアルデヒドなどの発散を軽減する機能もあるんですよ。
これなら、オーナーにとってもオシャレな塗り壁空間を創出しつつ、ワンちゃんの健康にもアプローチできて嬉しいですね。
外側の工夫としては、壁で囲まれた中庭を作ったり、屋上テラスを設けて愛犬とのびのびと遊んだり、くつろいだりするスペースを設けているところ。
完全なプライベート空間となるので周囲を気にすることなく光と風を心地よく受けながら過ごすことが出来ます。
愛犬も年齢とともに長時間の散歩が難しくなるので、将来はその中庭や屋上テラスをドックランとして利用することもできますしね。
他メーカーでも中庭や屋上利用をするところはあるけれど、室内から見渡せる中庭には特にこだわりを見せるミサワホーム。
中庭に面した開口部には、デザイン性の高い白いオーニングのかかった縦格子を使用している。
また、まるでヨーロッパの雰囲気を漂わすような植栽の魅せ方は、さすがインテリア重視のミサワホームといった感じですね。
積水ハウスも、ペットとの共生を重視した人向けの住宅商品に、力を入れているメーカーの一つです。
積水ハウスが考えるコンセプトとして「side×side」(サイド バイ サイド)というものがあります。
これは、人とペットがそれぞれの視点で、Win-Winとなるバランスポイントを見つけて、両方にとって快適な住まいづくりをするという考え方。
例えば、犬視点で考えると、「群れで生活する習性から、信頼できるリーダーを常に求めていて離れたくない」
一方、人間視点では「自分を慕ってくれるものをそばにおきたいが、寝室や和室などの空間までは入りこんで欲しくない」
という思いがそれぞれあるわけですね。
そのような時に、片方の視点だけを優先するのではなく、それぞれの妥協点を見つけ出した中で、お互いの快適性を最大化する。
例えば、家族が集うリビングに犬の専用の居場所である「ドッグカフェ」や「ペットハウス収納」を設けると、家族と一緒の空間で気配を感じながら過ごせることに犬は喜ぶでしょう。
逆にオーナーとしては、犬の居場所をリビング、ダイニングと移動範囲を制限することで、寝室や和室まで踏み込ませない間取り設計ができるというわけです。
このようにして、犬とオーナーがそれぞれの快適性を最大化して、幸せを感じられる工夫をしているということなんですね。
また、別のケースの例を挙げると、犬視点では散歩や走ることが大好きだけれど、人間視点では思いっきり運動させてあげたいと思いつつも、いつも満足させるまで散歩するのは大変だと思っているとしましょう。
そのような時でも、少々散歩が短時間に終わってしまったときでも、家の内と外との出入りの動線をスムーズにするロジアやデッキを設ける事で、家の中を自由に動き回れる環境を作ってあげれば、運動量も上がって愛犬にも満足させることが出来るのではないでしょうか。
プラスアルファとして、庭に思いっきり走れるドッグランを設けることが出来たら、やむを得ず散歩ができない日があったとしても、駆け回る愛犬を眺めながら、ゆったりとくつろぐことも出来るでしょう。
そういうことを念頭に置いて設計しているというのが積水ハウスのスタイルなんです。
もちろん、積水ハウスは、床フロアーもペットが足腰を傷めないようなクッション性のあるものを各種取り揃えていますし、多目的シンク、野外シャワーを設けるなど、散歩帰りの汚れ落としやペットのシャンプーといったお世話に便利な設備やアイテムも、とても豊富なんですよ。
複数の住宅会社の間取りを見比べるだけでも、ペットの暮らしやすい各社のプランの特徴や強みが見えてきます。
さらに、住宅に関する予備知識も自然と身につきます。
注文住宅を建てる際、この知識があるかどうかで、選択肢の広がりや判断力に大きな違いが出ます。
強調したいのは、いきなりモデルハウスを訪れることはおすすめできない点です。
営業マンにとって、知識がないお客様は「扱いやすい相手」となってしまいます。
価格の妥当性や設備の内容、材料の質、そして他社のコストパフォーマンスや性能の良さを知らないままでは、営業トークに乗せられてしまうリスクが高まります。
ハウスメーカー選びで後悔したくない方は、デザインだけに惹かれるのではなく、性能やコスパに目を向けて、間取りプランや見積りの比較をぜひ試してみてください。
生涯一度の家づくりで失敗すれば、ご家族の家計だけでなく、ペットと暮らす日々の幸せにも影響を及ぼします。
後悔のない選択をするためにも、しっかり情報を集めてください。
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