この記事では、ハウスメーカーにおける紹介料の相場に関する疑問や悩みに応える情報をお届けします。
家を建てた後に同僚や友人にハウスメーカーを紹介すると、高額な紹介料を得られることはご存知でしょうか?
「どのようにすれば紹介料を受け取れるの?」
「紹介料の相場はいくらぐらいなの?」
「紹介料はいつ受け取れるの?」
などは特に気になるポイントですね。
また、家を建てることは大きな出費となるため、紹介した人、紹介を受けた人がともにお得になるよう気持ちの良い関係を作りたいものです。
そこで、この記事を読むことで以下の内容を知ることが出来ます。
ハウスメーカーの紹介料の一般的な相場と実際の相場例について
紹介された人がハウスメーカーから受けるメリット、デメリットについて
同僚、友人に紹介をする際の手順の流れについて
紹介料はいつごろ振り込まれるのか?
紹介料が支払われない場合はどのような時か?
紹介料を支払ってもらうための対策とは?
この記事を参考にすることで、「紹介料の相場」や「紹介する際の必要な手順」と「紹介するにあたっての注意点」を簡単に理解することが出来るでしょう。
紹介料に関する不安を解消し、あなたと紹介された人がお得にWinWinの関係を築き、紹介された人が前向きな気持ちで理想の家づくりができることを願っています。
ハウスメーカーの「紹介料」とは、お客さんの獲得を目的として支払われる報酬です。
つまり、すでに「ハウスメーカーで建てた施主」から「紹介された人」が、紹介を受けたハウスメーカーと契約に至ることで、「紹介した施主」にハウスメーカーからお礼として受ける報酬のことを指します。
これはハウスメーカーなど多くの住宅会社が一般的に取り入れている仕組みであり、一定の金額や割合があらかじめ定められています。
繰り返しになりますが、もしあなたがハウスメーカーで建てたのなら、そのハウスメーカーを友人、知人などに紹介すると、数十万とおおきな紹介料が振り込まれる可能性があるため、使わない手はない大変お得な制度となんです。
ハウスメーカーの紹介料は、紹介された人が、そのハウスメーカーで契約をしてくれなければ、得ることが出来ません。
でも、紹介料目当てでハウスメーカーを紹介することは、おススメしていません。
紹介する側は、自らの体験談をとおして、これから建てる人に信用度の高いハウスメーカーを紹介し、最適な住宅を選んでもらえるよう配慮することが大切です。
ハウスメーカーの紹介料相場は、一般的に住宅の本体価格の1%程度とされています。
しかし、具体的な相場は住宅会社の方針、地域や取引の規模、契約条件によって異なっています。
今まで紹介料を受けた経験者による情報や過去の取引実績をもとにすると、一人紹介するごとに数万円~20万円の範囲で紹介料が設定されることが多いです。
紹介料は小規模や中規模の住宅会社でも支給されていることが多いですが、大手ハウスメーカーになるほど高額な相場設定がされています。
以下は、大手ハウスメーカーによる紹介料の実際の相場例です。
これらの数値はあくまで一例であり、個別の取引によって異なることに注意してください。
積水ハウスの場合:紹介料の相場
紹介を受けた人が成約した場合、10万円~30万円
大和ハウスの場合:紹介料の相場
紹介を受けた人が成約した場合、10万円~30万円
セキスイハイムの場合:紹介料の相場
紹介すれば、成約の有無にかかわらず1件ごとに1000円分の商品券がもらえる。
もし、紹介を受けた人が成約した場合は、1件につき10万円分の商品券がもらえる。
住友林業の場合:紹介料の相場
紹介すれば、成約の有無にかかわらず1件ごとにカタログギフトがプレゼントされる。
紹介を受けた人が1件目の成約で15万円、2件目の成約で20万円、3件目の成約以降は一律30万円がもらえる。
ヘーベルハウスの場合:紹介料の相場
新規で紹介を受ける人の情報提供をすると10万円がもらえる。
展示場へ付き添い、案内して商談のきっかけをつくれば5万円がもらえる。
紹介を受けた人が成約した場合は、追加で5万円がもらえる。
すべての条件を達成すると合計20万円がもらえる。
三井ホームの場合:紹介料の相場
紹介して面談が成立したら図書カード3,000円分がもらえる。
紹介を受けた人が成約した場合は商品券8万円分がもらえる。
さらに、「三井ホーム倶楽部オンラインショップ」または「リフォーム」で利用できるポイントが紹介を受ける人の契約金額によりもらえる。
※ポイント(1P=1円)
・紹介のみは5,000P
・1,000万円以上の成約で10万Pがもらえる。
・2,000万円以上の成約で20万Pがもらえる。
・3,000万円以上の成約で30万Pがもらえる。
一条工務店の場合:紹介料の相場
紹介すれば6,000円分のクオカードがもらえる。
ただし紹介後、紹介された人が「一条工務店の営業担当からの連絡を承諾しない」を選択した場合は1,000円に低下。
※後日、紹介を受けた人が招待状を展示場へ持参すると追加で5,000円がもらえる。
紹介を受けた人が成約した場合はギフトカード3万円分がもらえる。
パナソニックホームズの場合:紹介料の相場
紹介すれば、JTBのカタログギフトがもらえる。
紹介を受けた人が成約した場合は、20万円分のギフトカードがもらえる。
トヨタホームの場合:紹介料の相場
紹介すれば、金券1,000円分がもらえる。
紹介を受けた人が成約した場合は、10万円とカタログギフトが併せてもらえる。
タマホームの場合:紹介料の相場
紹介を受けた人が成約した場合は、10万円がもらえる。
アイ工務店の場合:紹介料の相場
紹介すれば、ギフト券3,000円分がもらえる。
紹介を受けた人が成約した場合は、10万円がもらえる。
ハウスメーカーの紹介料相場は、一般的に住宅の本体価格の1%程度ですが、実際、紹介料を受けとった人の体験談からは数万円~20万円程度の範囲がよく見られます。
具体的な相場は住宅会社の方針、地域や取引の規模、契約条件によって変動するため、複数のハウスメーカーに直接、問い合わせをしてもよいでしょう。
友人、同僚にハウスメーカーを紹介する際には、紹介料だけにとらわれず、ハウスメーカーの信頼性、サービス品質、アフターサポートなどを総合的に考慮して紹介することが大切です。
紹介した人は高額の紹介料がもらえますが、紹介された人はどのようなメリットがあるのでしょうか?
ここからは、紹介された人について、ハウスメーカーへの紹介を受けたことで得られるメリットをみていきましょう。
メリットは以下のとおりです。
例えば自分が満足しているハウスメーカーを紹介するわけなので、ある程度、品質やサービスに信頼が置けると考えられます。
そのため、一定の満足度と品質が守られているハウスメーカーで建てることができます。
また、紹介されたハウスメーカーは、自社の評判を守るためにも、期待を裏切らないよう紹介を受けたお客様に対して良い仕事をする傾向があります。
ハウスメーカーによっては、紹介された人に対して特別な割引やプレゼントを提供してくれる場合があります。
例えば、大手ハウスメーカーの紹介特典の実例としては下記のとおりとなっています。
ヘーベルハウス:設備仕様のグレードアップと値引きを実施。
住友林業:建物本体価格から3%値引き、室内木質壁ウッドタイル9㎡またはチェスターフィットライトの施工プレゼント。
アイ工務店:本体価格から5%値引、地盤改良費が無料、水回りオプション30万円分プレゼント。
一条工務店:展示場来場だけでクオカード500円分プレゼント、契約を条件に10~15万円分の高額オプションプレゼント。
セキスイハイム:本体価格から一定金額の値引き
パナソニックホームズ:展示場来場だけでのクオカード3000円分プレゼント、契約を条件に50万円分のPanasonic製品プレゼント。
三井ホーム:契約を条件に「Thanks Gift(カタログギフト)」プレゼント。
トヨタホーム:建物本体価格より5%値引き、紹介相手が4親等内の親族の場合はプレミアム券10万円分プレゼント。
タマホーム:5万円プレゼント。
上記のように、ハウスメーカーによって特典に大きな違いがあります。
上記のハウスメーカー以外でも、特典のプレゼントを行っているところはあります。
キャンペーン期間中は、特典が増えたり、内容が変わったりするので、その都度、チェックをしてみてください。
このように、紹介を受けた人にもお得な特典があるので、気兼ねなく紹介できますね。
ハウスメーカーを紹介した場合、自分の担当となってくれた営業マンが、紹介した人の担当になることが多いです。
自分がお世話になった営業担当者は、ある程度、自分との信頼関係や実績があると考えられるので、紹介を受けた人にとっても満足度の高い営業担当である可能性があります。
また、紹介を受けた人は、紹介した人に何かと相談したりフィードバックやアドバイスを受けられる安心感もあります。
ときに、直接、営業担当者に言いにくい事があっても、紹介してくれた人を通じて伝えてもらうこともできるでしょう。
営業担当者は家づくりのパートナーとなる重要な存在なので、良い人と出会えることは大きなメリットです。
一方で、ハウスメーカーを紹介したことで紹介を受けた人に影響するデメリットは、以下のようなものがあります。
特に友人にハウスメーカーを紹介した場合、友人はそのハウスメーカーに対して、感謝や義理の気持ちが生じることがあるでしょう。
そのため、紹介を受けた友人は他のハウスメーカーと比較検討することがしづらくなったり、断りにくくなったりすることがあります。
例えば友人にハウスメーカーを紹介し、友人がそのハウスメーカーと契約した場合、家づくりの過程や完成後に何らかの問題や不満が生じるケースもあるでしょう。
そうなれば紹介者である自分は多少、不快感や気まずい思いもするでしょうし、友人に紹介した責任を感じる可能性もあります。
また、友人を紹介したことで得た紹介料を受け取った場合、その金額が大きければ使い道について気を遣うこともあります。
紹介した人が親しい友人である場合、そのハウスメーカーに満足していなければ、なおさらでしょう。
関係を良好に保つためには、事前に紹介制度や契約内容についてしっかり話し合うことが大切です。
ハウスメーカーを紹介する際の手順は、ハウスメーカーによって異なりますが、一般的には以下のような流れになります。
ここでは、紹介を受ける人は同僚や友人、知人を想定して説明します。
1.紹介したいハウスメーカーの紹介制度の内容や条件を確認する。
紹介料の金額や支払い方法、紹介値引きや特典の有無、紹介料の支払い対象となる条件や期限などを把握しておきます。
2.紹介したい同僚や友人、知人にハウスメーカーのことを話してみます。
自分の家づくりの体験談や感想、ハウスメーカーの特徴や魅力、紹介制度のメリットなどを伝えます。
同僚や友人、知人が興味を持ってくれたら、友人などの同意を得たうえで、ハウスメーカーに連絡して紹介したい旨を伝えます。
3.その後、ハウスメーカーから紹介者用の申込書や招待状などが送られてきます。
申込書には、「自分」と「紹介したい人」の氏名や住所、電話番号などの必要事項を記入します。
そうすると招待状がハウスメーカーから渡されますので、自分から紹介したい人に渡します。
※招待状は直接、紹介を受けたい人に郵送される場合もあります。
招待状には、展示場やモデルハウスの住所や営業時間などが記載されています。
4.紹介を受けた人が招待状を持って展示場やモデルハウスに行く。
展示場やモデルハウスに行くと、営業担当者が対応してくれます。
予約なしで行くと、営業担当者が不在の場合が多いので予約してから行くとよいでしょう。
営業担当者は紹介された人にハウスメーカーの商品やサービスを説明し、見積もりやプランニングなどを行います。
営業担当者は紹介者とも連絡を取り合って進捗状況を報告します。
5.紹介を受けた人がハウスメーカーとの契約に至ると、紹介者に紹介料が支払われます。
紹介料などの特典は、契約金額や工事完了時期などによって異なりますが、一般的には現金振込や商品券、カタログギフトなどの形で支払われます。
以上がハウスメーカーを紹介する際の手順です。
ただし、これはあくまで一例であり、各ハウスメーカーによって異なる場合があります。
そのため、具体的な手順は各ハウスメーカーの公式サイトやカタログなどで確認することをおすすめします。
また、紹介する際には以下の点に注意することも大切です。
・紹介する前に、同僚や友人の了解を得ること。
・紹介する際に、正確かつ最新の情報を伝えること。
・紹介する際に、自分の利益だけでなく相手の利益も考慮すること。
・紹介した後も、同僚や友人、知人との関係を大切にすること。
紹介する側は、紹介して終わりではなく、自分自身の経験で得た知識などを元に必要に応じて、同僚、友人、知人へ家づくりのサポートをしてあげましょう。
またお互いの情報を共有をすることで、ハウスメーカーが定期的に実施する施主イベントやプレゼントキャンペーンなど、お得情報が得られることもあります。
そして今後、長く住み続ける上で、メンテナンスに関する悩みやその他、予期しないトラブルなども出てくるでしょう。
そのような時に、同じハウスメーカーに住んでいる施主同士の情報は大変、貴重なものです。
紹介した人からの相談にのってあげるなど、お互いの関係を維持し、予期せぬトラブルの際に情報共有ができるよう備えておきましょう。
ハウスメーカーを紹介した後、紹介料はいつごろ振り込まれるのかは、ハウスメーカーによって異なりますが、一般的には以下のようなタイミングで支払われることが多いです。
・紹介を受けた人がハウスメーカーと契約した時点で支払われる場合
・紹介を受けた人がハウスメーカーと契約した後、工事が着工された時点で支払われる場合
・紹介を受けた人がハウスメーカーと契約した後、工事が完了した時点で支払われる場合
・紹介を受けた人がハウスメーカーと契約した後、引き渡しや入居した時点で支払われる場合
実例として、以下の大手ハウスメーカーの紹介料の支払われるタイミングをご紹介します。
三井ホーム:紹介された人が契約した後、工事が着工した時点で現金振込で支払われます。紹介料は8万円です。
住友林業:紹介された人が契約した時点で現金振込で支払われます。紹介料は1件目成約すると15万円の現金振込です。
タマホーム:紹介された人が契約した時点で現金振込で支払われます。紹介料は10万円です。
実例をみてみると、紹介を受けた人が成約した時点が多いようですね。
ハウスメーカーを紹介する際には、事前に紹介料の支払い方法やタイミングを確認することをおすすめします。
また、紹介料の受け取りには申請や手続きが必要な場合もありますので、注意してください。
「せっかくハウスメーカーを紹介したのに、紹介料が支払われない」
そのような事にならないように、紹介料が支払われないケースを把握しておく必要があります。
ハウスメーカーによって紹介制度の内容や条件は異なりますが、一般的に紹介料が支払われないケースは以下のような場合が考えられるので注意が必要です。
・紹介を受けた人が紹介されたハウスメーカーと契約しなかった場合
・紹介を受けた人が紹介されたハウスメーカーと契約したが、その後キャンセルした場合
・紹介を受けた人が紹介されたハウスメーカーと契約したが、工事が完了しなかった場合
・紹介を受けた人が紹介されたハウスメーカーと契約したが、支払いに遅れや滞納があった場合
・紹介を受けた人が紹介されたハウスメーカーと契約したが、その前に他の営業担当者や展示場などからも接触を受けていた場合
・紹介を受けた人が紹介されたハウスメーカーと契約したが、その前に他の施主からも同じハウスメーカーを紹介されていた場合
・紹介を受けた人が紹介されたハウスメーカーと契約したが、その前に自分で資料請求や見積もり依頼などをしていた場合
これらのケースでは、ハウスメーカー側から見ると、紹介者の貢献度や優先順位が低くなるか、または重複することで、紹介料の支払い対象外となる可能性があります。
また、一部のハウスメーカーでは、紹介料の支払いに期限や上限額などの制限を設けていることもあります。
その場合は、期限内に契約しなかったり、上限額に達してしまったりすることで、紹介料が支払われないこともあります。
したがって、ハウスメーカーの紹介制度を利用する際には、以下の点に注意することをおすすめします。
以上となります。
【紹介料相場の一般的な傾向と実際の相場例】
一般的な相場は1%程度と言われていますが、一人紹介するごとに数万円~20万円の範囲が多いようです。
地域やハウスメーカーによって異なるため、事前に各ハウスメーカーのホームページ等で確認しておきましょう。
【紹介を受けた人が得られるメリット・デメリット】
メリット:信頼性のあるハウスメーカーと満足度の高い営業マンを紹介されることで、品質の保証や安心感が得られる可能性が高まります。
また、特別なプランや割引などの特典を受けられることもあります。
デメリット:紹介されたハウスメーカーが自身の要望に合わない場合、断りづらいことや、紹介した人との関係がくずれる可能性があります。
【紹介をする際の手順】
1.紹介を受ける人の現状を把握する:自身が建てたハウスメーカーが紹介に値するのかどうかを考えそのハウスメーカーが、紹介する相手の要望や予算に合うかを考慮します。
2.紹介を申し出る:相手に紹介を申し出る際には、丁寧に紹介特典の内容とメリットを伝えることが大切です。
3.紹介が了承される:相手が紹介を受けることを了承すると、ハウスメーカーとの連絡が開始されます。
【紹介料の振込時期】
紹介料の振込時期は、基本的には建築契約が成立した後となります。
契約締結や工事着手後、引き渡し時など、ハウスメーカーや契約内容によって振込時期は異なります。
【紹介料が支払われない場合のケース】
紹介料が支払われないケースとしては、紹介が成立しなかった場合や、ハウスメーカーの特定の条件を満たしていなかった場合が考えられます。
家づくりで紹介料が絡む場合、受ける側も紹介する側も注意が必要です。
紹介料の相場を理解し、信頼性のあるハウスメーカーを選ぶことが大切。
紹介によるメリットとデメリットをよく考え、家づくりを進めてもらうようにしてください。
互いの信頼関係を築きながら、素敵な家づくりを実現できることを願っています。