そろそろ家づくりを始めなければいけないと思っても、何から始めて良いのか分かりませんよね?
私もそうでしたが、多くの人は新築しようと思い立った時、住宅展示場に足を運んでモデルハウスを見て回ります。
でも、いざ、住宅展示場に行くと多くのハウスメーカーが立ち並んでいて、どこから回れば良いのか迷ってしまいますよね。
私も、最初はモデルハウスに入るのに緊張もしましたし、どのような売り込みを営業マンから受けるのかと、ビクビクしたことを覚えています。
また、思ったよりモデルハウス回りは、時間も労力も使うもので、何となくでモデルハウスを見ているとすぐに一日が終わってしまう。
せっかくの休日の大事な時間を使って、住宅展示場へ知識を得に来ているのだから無駄にはできません。
ここでは、住宅展示場を上手く効率よく回る方法を、記述していきますね。
住宅展示場で今日は、「どのようなことを得て帰ろうか」と目的をはっきりさせておくことはとても重要です。
目的もなく何となしにモデルハウスを見ていても一日が無駄に終わってしまうだけ。
例えば、「どこのハウスメーカーの話を聞きに行くのか」と興味があるハウスメーカーをあらかじめ整理しておくことや、「今の最新住宅には、どのような性能があるのか」など、自分なりに得たい知識の目的をつくって意識しておくことが大事ですよ。
もし、特別興味のあるハウスメーカーがなく、どこのモデルハウスから回れば良いのか分からない場合は、外観イメージが自分や家族の好みと合いそうなメーカーから回るのも良いでしょう。
ちなみに、私は、CMでお馴染みの大手のハウスメーカーから見て回りましたよ。
全国に名の通っている大手ハウスメーカーは住宅技術も最先端を行っていますからね。
始めて住宅展示場に行ってモデルハウスを見学する人には、漠然とした目的しか思い浮かんでこないと思いますが、それでもまったく問題ありません。
漠然とした目的しか浮かんでこなくても、「今日、これだけは見て帰ろう、聞いておきたい」と意識して住宅展示場を回るだけでも、その日の充実度は全然違いますよ。
⇒最低限、考えておきたい新築をするための大枠、4つの目的とは?
私の経験上から、一日に多くのハウスメーカーを回ろうと予定を立てても結局回れず。。。というのが現実。
というのも、モデルハウスに入ると中を見回ったり、営業マンの話を聞いたりしていると1時間なんてすぐに経ってしまうんです。
営業マンの話も、ハウスメーカーの特徴や家づくりのポイントのみならず、セールストークに一生懸命だから、なかなか帰してもらえない雰囲気なんですね。
小さい子供を連れてのことだったら、営業マンの話に聞き飽きてグズって「早く帰りたい~」と騒いでみたりで住宅展示場自体から退散しないといけないこともしばしば。
なので、1件のモデルハウスを出る頃にはクタクタで、もう一件ハシゴするモチベーションはなくなってしまっています。
無理を押して、もう一件別のモデルハウスを訪れても、話に集中できないことも多いので、空回りしてしまうんですね。
また、一日に多くのハウスメーカーを見て回っても、家に帰ってから、ハウスメーカーの特徴やモデルハウス内の見どころを思い返してみて、「この情報は最初に回ったハウスメーカーだったかな、2件目のところだったかな」と情報の混乱が起こります。
情報を整理し、知識を吸収するためにも1日の内に多くを回ろうとせず、回るモデルハウスを2件程度に留めておいたほうが無難なのかなと感じるところです。
住宅展示場に滞在できる時間も、よほど暇でないがぎり、2時間ぐらいが精一杯なのではないでしょうか。
子供向けの楽しいイベントも催されている場合もあり、子供も喜んでいますが、イベントが終わって、いざ、モデルハウスへとなると、次第に機嫌が悪くなる。
だから子供連れで住宅展示場を訪れるときこそ、時間配分を考えた回り方を意識しなければならないんですね。
例えば、「住宅展示場が開催するイベントを楽しむ時間は1時間」、「一件あたりのハウスメーカーに使う時間は、1時間」と決めておけば、その日の住宅展示場回りが充実します。
興味のわかない長いセールストークを聞かされていても、終了時間を決めておけば、ダラダラと長引かせることなく切り上げられますし、限られた時間の中で聞きたい情報を得ようという意識も生まれますから、かなり有効です。
お子様にも、「1時間だけ、パパとママに時間をちょうだい」と伝えておけば、その間は、モデルハウス内のキッズスペースで、おとなしくテレビを見ていてくれるかもしれませんよ。
平日とは違い土日祝日は、営業マンがモデルハウスで待機していることが多いんです。
というのも、平日は、何人も抱えているお客さんの対応や、商談や現場回りで忙しくしているので、あまりモデルハウスで見かけることが少ないんですね。
(お客さんを獲得できていない人気の低い営業マンは、いつもモデルハウスに居るかもしれませんが。。。)
なので、有力情報やタメになる話を聞きたい時は、土日祝日にモデルハウスに行くことが、最適なんです。
最初に出会った営業マンが、そのハウスメーカーで家を建てる時の担当営業マンになるので、出来ることなら人気の高い営業マンに巡り合いたいですね。
そういう意味でも、土日祝にモデルハウスに訪れることは必須なんですよ。
でも、土日祝など休みの日に住宅展示場に行くと、イベントが開催されていることが多く、たくさんの人で賑わっていて、逆に「営業マンに丁寧に対応してもらうのが難しいのでは」という不安がよぎりませんか?
でも、大丈夫。
一見、展示場公園内が混み合っているので、モデルハウス内も人でいっぱいだと思いきや、イベント目的で来ているお客さんも多いので、意外にも営業マンも暇をしていることが多いんですね。
営業マンも新規のお客さんの獲得を目指してモデルハウスで待機しているわけなので、聞きたいことを質問すれば喜んで有力情報やタメになる話を丁寧に教えてくれますよ。
住宅展示場内のモデルハウス見学をするときは、服装にも配慮したほうが良いですよ。
かしこまった服装までは必要ないですが、清潔感のある、不快感の与えないような服装で訪問しましょう。
というのも、営業マンは、お客さんのアンケート情報や身なり、雰囲気から、大体の年収と新築可能予算を判断していると言われています。
その判断の上で、「冷やかし客でないか」、「同業者ではないか」を判別し、「本当に新築を真剣に考えているお客さん」だけに必要な情報を届けようとしているんです。
なので、シワシワのTシャツや家着みたいな服装でモデルハウスに訪れると、「興味本位だけで来たのかな」「本当に建てる気で来ているのかな」と不安になり、営業マンは構えてしまいます。
そうなるともちろん、必要な情報は伝えてもらうことすら出来ませんし、詳細なカタログすらもらうことが出来ません。
営業マンも人ですので、接しやすいお客さんほど、「良くしてあげたい」という気持ちも手伝って、親切丁寧に説明もしてもらえますし、「思わぬここだけの話」も聞けるかもしれません。
住宅展示場の広さは様々ですが、どのようなモデルハウスがあるのかを見て回るだけでも、歩く距離はかなりのものになります。
行ったり来たりしている内に、体も足も疲れてくるのは必至。
営業マンから話を聞く前に、体がグッタリして疲れてしまうとモチベーションも下がってしまいますし、必要な情報も集中して聞くことが出来ません。
なので、歩きやすくて疲れにくいスニーカーなどで住宅展示場を訪問する方が無難ですよ。
また、モデルハウスを何件も回ろうとしているのなら、脱ぎ履きしやすい靴にも配慮しましょう。
モデルハウス内に上がる度に、なかなか脱げない靴を履いていると、面倒になってモデルハウス内に上がることすら嫌になります。
ちなみに私も妻と一緒に訪問した時に、妻がブーツを履いてきてモデルハウス内に入ることがおっくうになり、1件のみで帰ることになったこともしばしば。
せっかく家づくりのため、時間を割いて住宅展示場に来ているのだから、万全の体制で知識を得るために、モチベーション低下の要因となるものは避けておきたいものです。
モデルハウス内で得たことや営業マンから教えてもらったことは、忘れないうちにメモをとっておきましょう。
見たり聞いたりした後は、記憶も鮮明でメモをとる必要はないと感じてしまうものです。
でも、30分も経てば、記憶もあやふやになって「どこのメーカーのことだったかな」と思い出すのに、かなりの時間を要してしまいます。
また、覚えておかなければいけない大事なことをすっかり忘れてしまっていて、メモを取っておけばと後悔することも多々あるでしょう。
その時は面倒だと思っても、メモをとっておいたことで、「本当によかった」と思うことが私も何度もありました。
紙に書くのが大変と感じられる人は、スマホのメモ帳を使えば、気軽にメモができてオススメですよ。
効率よく住宅知識を得る、また、限られた時間を無駄にしないように、モデルハウスを回るときは、メモをとる習慣をつけましょう。
営業マンは、自社の住宅商品の良い面だけを話すもの。
なので、話を聞いているうちに、自然と「このメーカーが一番」と思わされるんですね。
営業マンも、この客は冷やかしではないと受け取ると、一生懸命、自社アピールし、いろいろな特典を提示してくれます。
でも、その日にどんどん話を進めてしまわずに、一旦、持ち帰って考える時間をつくることが大事ですよ。
他のハウスメーカーをまだ知らないのに、最初の一社との話をどんどん進めてしまうと、最終断りきれなくなって、後戻りがしにくい雰囲気になってしまうことも。
そのメーカーが本当に、ご自身とご家族にピッタリのメーカーなら良いのですが、最初の1社があなたの理想のメーカーだったというのも、なかなか稀ではないでしょうか。
また、営業マンのセールストークを聞いていると、「このメーカーの技術はすごい」と思ってしまうのですが、他のメーカーでも当たり前のように同じ技術力、あるいはそれに勝る技術力を持っているケースも多いのです。
やっぱり大事なのは、ハウスメーカーを浅くでも良いので一通り知った上で、ご自身やご家族に合ったハウスメーカーを選ぶことです。
営業マンも、次回に繋げるためにアポイントをとって興味を引いてくるかと思いますが、そこは、ご自身で線引きして深入りして良いのかどうかを、一旦持ち帰って吟味する時間を持っていただきたいものです。