相見積もりvs当て馬 どちらが得?メリット・デメリットを解説
新築する際の相見積もりと当て馬は、見積もりを比較するための手法ではありますが、その違いやそれぞれの利点について知っておくことは重要です。本記事では、相見積もりと当て馬の違いや、どちらを選ぶべきかについて解説します。

相見積もりvs当て馬 どちらが得?メリット・デメリットを解説

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相見積もりと当て馬の違いとは?

 

相見積もりとは、複数の業者から見積もりを取り、その中から最適なものを選ぶ手法です。

 

一方、当て馬とは、見積もりを取る際に、実際に契約する予定のない業者を用意し、他の業者との競争を促す手法です。

 

 

相見積もりの利点

 

相見積もりの利点は、以下のとおりです。

 

適正な価格(相場)を知ることができる

 

複数社から見積りを取ることで、金額を比較し、住宅の適正な相場を把握することができます。

 

 

住宅会社間の競争を促し、より良い条件を引き出すことができる

 

相見積もりでは、住宅会社は、複数の会社から見積もりを取られることを把握していることが多いです。

 

そのため競合会社同士で、競合相手の価格やサービスを把握し、顧客のニーズを満たすために、値引きや追加サービスを提供する必要が生じます。

 

 

業者の信頼性や対応力を比較することができる

 

同じ条件で、本命の住宅会社や競合会社に希望することで、営業マンや会社の対応、信頼性、レスポンスの速さや、丁寧さ、誠実さを比較することができます。

 

 

当て馬の利点

 

当て馬の利点は、以下のとおりです。

 

相見積もりより少ない手間で、住宅会社間の競争を促すことができる

 

相見積もりでは、各会社を候補に選択している事が多いため、各会社をしっかり見極めて調査し、間取りプランや見積り依頼をする必要があります。

 

それは、とても手間がかかることですが、当て馬の会社の場合は、本命の住宅会社の値引きを引き出す事が目的なので、本命会社よりも安い見積額を出してもらう事に集中できます。

 

 

相見積もりでは交渉が難しい住宅会社に、値引きをしてもらうことが可能になる

 

当て馬の住宅会社を設定することは、あくまでも本命業者が値引きに応じるように、釣り餌としての役割を果たすことを目的としています。

 

当て馬の会社にとっても、本命会社の当て馬として利用されることを、うすうす想定している一方、あわよくば契約に至ることを期待しています。

 

相見積もりのように複数の候補の住宅会社が存在することは、各競合会社がピンポイントでライバル会社をターゲットにすることが難しく、ただ単に値引きをすることは避ける傾向にあるのです。

 

そのため、自社の会社の特徴や差別化を意識して、追加サービスやサポ―トの手厚さ、ブランド価値で勝負をしてくる可能性があるので、値引きに合戦にならない可能性も十分あります。

 

その点、当て馬の住宅会社を設定する場合、本命の住宅会社をターゲットに見積額を出してもらえるので、値引きを引き出しやすいのです。

 

 

 

相見積もりと当て馬の違い

 

相見積もり 当て馬
目的 適正な価格や条件を知る 本命会社の値下げを促す
会社数 2~3社 1社
会社の選定 条件を満たす会社を探す 値下げさせやすい会社を探す
メリット 各競合会社の特徴や信頼性、対応能力を把握しやすい 手間を最小限に有利な価格で契約できる可能性が高い
デメリット 手間がかかる 住宅会社に迷惑をかける可能性がある

 

 

相見積もりを選ぶべきか、当て馬を選ぶべきかは、それぞれの状況によって異なります。

 

相見積もりを選ぶべきなのは、以下のケースです。

 

・適正な価格(相場)や条件を知りたい
・住宅会社の信頼性や対応力を比較したい
・複数の住宅会社の特徴や会社特有のメリット、デメリットを知りたい

 

 

当て馬を選ぶべきなのは、以下のケースです。

 

・相見積もりより少ない手間で、本命の住宅会社の値下げを促したい
・相見積もりでは交渉が難しい住宅会社に、値引きをしてもらいたい

 

 

 

相見積もりと当て馬のハウスメーカー例

 

相見積もりは自分の候補となるハウスメーカーを複数選択して、見積りを取ります。

 

その中でも、鉄骨系のハウスメーカーは鉄骨系のハウスメーカー、木造系のハウスメーカーは木造系のハウスメーカーなど、競合するハウスメーカーの条件を統一したほうが良いのです。

 

また、鉄骨系と木造系が統一できなくても、それぞれがよく似た性能を持つハウスメーカーや設備を持っているのなら競合として良い相性のハウスメーカーとなります。

 

さらに、高級住宅のハウスメーカー、中価格帯のハウスメーカーなど同じ価格帯のグループで相見積もりを取ることにより、ライバル意欲をかきたてて有利にはたらくでしょう。

 

ただし、構造については、軸組工法とパネル工法と完全に区分できるのではなく、それらの組み合わせなど独自の構造が増えてきているので、ハッキリと分けるのは難しくなってきています。

 

構造の区分が難しい時は、あまり気にとめず、参考程度に確認しておくと良いでしょう。

 

 

このように、共通点があるハウスメーカーを相見積もりのハウスメーカーとして選ぶことで、それぞれのハウスメーカーがライバル意識を燃やして、良い条件を提示してくれることにつながります。

 

 

相見積もりのハウスメーカー例

 

最低坪単価 種別 軸組構造 パネル構造 ユニット構造
80万円台 鉄骨

積水ハウス
大和ハウス
旭化成ホームズ
トヨタホーム
パナソニックホームズ

セキスイハイム
木造

積水ハウスシャーウッド
住友林業

住友林業
三井ホーム
セキスイハイムグランツーユー

50万円台 鉄骨 サンヨーホームズ パナソニックホームズ トヨタホーム
木造

一条工務店
ヤマダホームズ
日本ハウスHD

一条工務店
ミサワホーム
住友不動産

 

 

当て馬のハウスメーカーの一例

 

当て馬として選択すると良いハウスメーカーは、簡単に値下げに応じてくれるハウスメーカーを選択すると良いでしょう。

 

比較的、値下げ交渉に応じてくれやすいとそうでないハウスメーカーは下記のとおりです。

 

大幅値引きが難しい 大幅値引きが可能(当て馬候補)

積水ハウス
旭化成ホームズ
三井ホーム
一条工務店

大和ハウス
住友林業
セキスイハイム
パナソニックホームズ
トヨタホーム
ミサワホーム
サンヨーホームズ
住友不動産
日本ハウスHD

 

 

値下げ交渉に、比較的応じてくれやすいハウスメーカーは、営業マンの雰囲気がフランクな印象です。

 

ハウスメーカーの社風も、値引きの文化が強く根付いているように感じます。

 

注文住宅で相見積もりを取るための最も効率的な方法

 

相見積もりも当て馬についてのまとめ

 

相見積もりも当て馬も、値下げを促す際に有効な手法です。

 

もちろん当て馬として見積りを取る時は、当て馬だと思わせない配慮が必要ですし、あからさまに値引き狙いという雰囲気は控えるほうがよいでしょう。

 

個人的には、どのような状況でも、懐が深く、当て馬だと受け止められても、けっして誠意をくずさない姿勢を見せてくれるハウスメーカーは好印象で応援したいものです。

 

もしかすると、最初は候補ではなく、当て馬だと思っていたハウスメーカーの姿勢に感心して、契約することになる流れもあるかもしれませんね。

 

なにはともあれ、相見積もり、当て馬それぞれのメリット・デメリットを理解し、状況に応じて使い分け、自分に合った方法を選ぶようにしましょう。

 

もし、「ハウスメーカーなど、どこの住宅会社に相見積もりをしようか・・・、当て馬の会社をどこにすれば有利に値下げをしてもらえるのか」で迷っているなら、

 

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